今年はMarin Marais Special Sessionでのライブスケジュールスタート
南青山マンダラで恒例のフランス宮廷音楽シリーズ、
今回は前半の担当で、ちょっとお笑い(?)を混ぜたライブセット。
17世紀終わりの賑やかな宴席を思い起こさせるように演出してみたつもり。
松が取れたばかりというのに、大勢かけつけてくださったお客さんも
楽しんでいただけたようで良かった。
今日のライブセットは:
1) Marin Marais, prélude (II-65)
2) François Couperin, « la séduisante » (9e ordre) à 2 basses de violes
3) M. Boulley, air à boire « les mets du haut goût » (RASB octobre 1717)
4) Marin Marais, « la pointilleuse » (V-86)
5) « la crème brulée » sur l'air de Atys « Quand le péril est agréable » de Lully
(Féstin joyeux, ou la cuisine en musique...)
6) Marin Marais, « le jeu du vollant » (V-87)
7) François Couperin, « la pastorelle » (1er ordre / RASB août 1711)
8) François Couperin, « les barricades mystérieuses » en concert (clavecin et 2 violes)
9) Marin Marais, « le badinage » (IV-87) pour clavecin
10) chaconne « Qu'on pense tendrement » (RASB 1695) ~Marin Marais, 2e moité de la chaconne II-124
今回の賑やかなライブセットに向けて、
音楽的なリハーサルもだけど、
どうしたら笑えるかが重要なチェックポイントになったりする。
とはいえ、決してコミックバンドなわけではないつもり!
フランソワ・クープランの生誕350年を迎える今年にふさわしい
楽しいバロック音楽ライブになりそう♪
この秋口、「まちがいの喜劇」の音楽をやっていて
最近ヴィオールのレパートリーを演奏していないことに気がついた。
というわけで、先日カーサクラシカから打診があった時に
ヴィオール曲を中心にしたプログラムを考えたわけだが、
ヴィオールのソロを弾いたのは、飲み会ライブ、音×香を除けば
去年の1月のイタリア音楽以来、デュオでも去年の4月以来、
看板商品のMarin Maraisにいたっては実に一昨年の正月以来。
パリにいた時代から、これもまた久しぶりの中村恵美さんの通奏低音、
フランスのエールの名手・村上くんの歌とのプログラムで、
やっぱりヴィオールの曲を弾かないと勿体ないな、と思った一晩。
今晩のセットリストは↓
先日と同じ曲を再び。
前回とちょっとメンバーが変わったけど、
アーティキュレーションやらスピード感やら、全体の方向が揃ってきて
いい感じの音が出たような気がする。
これなら、ダンサーに踊ってもらえるかな。
2回の公演で、今年のボォジョレ・ヌーヴォ・ライブと
ニコラ・ベルニエ生誕350年シリーズが終了。
そして、Harmonia Grave e Soaveというグループとしては
今回、先日の解禁日ライブで南青山マンダラデビュー♪
これからは、マンダラでバロック音楽、っていうスタイルを作りたいね。
恒例のイベントライブ、
いよいよリハーサル開始。
みんな不思議と手をつけないNicolas Bernierニコラ・ベルニエのカンタータ
今回のLes Nymphes de Dianeディアヌのニンフたちも、
今年前半の2作品同様のミニ・オペラ。
スコアを読んでいるときから、美しい曲、という印象があったけど、
音にしてみると、実に無駄に美しい!
悲劇オペラの内容をそのまま引っくり返したパロディ作品なんだけど
台詞なども、ことごとく裏っ返し
それ以上にメロディーやハーモニーの美しさが際立って、
南青山マンダラでのボージョレ・ヌーヴォ・ライブにぴったりな華やかな曲。
ますます楽しみになってきたぞ☆