大泉学園in Fでは初めてのMarin Marais Special Session。
Clavecinを持ち込める環境でもないし、ヴィオール×2とギターで
ギター向きのLa-mineur / majeurの曲を中心に選んでの
マラン・マレの音楽を堪能する休日の午後、
せっかくのインエフのような環境なので、やっと披露するチャンスになった
名曲(たぶん「迷曲」のほう)le Tact が初めてのライブ登場。
ライブの後は焼酎の割材のクエン酸が強烈で盛り上がった
今日のライブセットは
Prélude le Soligni (V-1)
Allemande la Facile (V-2)
Sarabande (V-3)
la Mariée (V-4)
Goûtons un doux repos (Michel Lambert, avec Atsushi Murakami 村上惇 -ténor)
Gigue la Mutine (V-14)
Rondeau moité pincé et moitié coup d'archet (V-15)
Grand Rondeau (V-28)
---pause---
Prélude (V-17)
Allemande (V-18)
Sarabande (V-19)
La Babillarde et son double (V-29, 30)
le Tact (V-114)
Chaconne (V-31)
--bis : la musique du Tact rendüe plus facile (V-115)
中山真一&阿部まりこ Shin Nakayama et Mariko Abe, basse de violes
富川勝智 Masatomo Tomikawa, guitar baroque
ライブハウスでランベール(^^)
— いのうえ せいいちろう (@seicha_ino) 2018年5月5日
村上惇(T)中山真一(vg)富川勝智(g)阿部まりこ(vg) pic.twitter.com/VKh6WzFpIy
今年はMarin Marais Special Sessionでのライブスケジュールスタート
南青山マンダラで恒例のフランス宮廷音楽シリーズ、
今回は前半の担当で、ちょっとお笑い(?)を混ぜたライブセット。
17世紀終わりの賑やかな宴席を思い起こさせるように演出してみたつもり。
松が取れたばかりというのに、大勢かけつけてくださったお客さんも
楽しんでいただけたようで良かった。
今日のライブセットは:
1) Marin Marais, prélude (II-65)
2) François Couperin, « la séduisante » (9e ordre) à 2 basses de violes
3) M. Boulley, air à boire « les mets du haut goût » (RASB octobre 1717)
4) Marin Marais, « la pointilleuse » (V-86)
5) « la crème brulée » sur l'air de Atys « Quand le péril est agréable » de Lully
(Féstin joyeux, ou la cuisine en musique...)
6) Marin Marais, « le jeu du vollant » (V-87)
7) François Couperin, « la pastorelle » (1er ordre / RASB août 1711)
8) François Couperin, « les barricades mystérieuses » en concert (clavecin et 2 violes)
9) Marin Marais, « le badinage » (IV-87) pour clavecin
10) chaconne « Qu'on pense tendrement » (RASB 1695) ~Marin Marais, 2e moité de la chaconne II-124

今回の賑やかなライブセットに向けて、
音楽的なリハーサルもだけど、
どうしたら笑えるかが重要なチェックポイントになったりする。
とはいえ、決してコミックバンドなわけではないつもり!
フランソワ・クープランの生誕350年を迎える今年にふさわしい
楽しいバロック音楽ライブになりそう♪

この秋口、「まちがいの喜劇」の音楽をやっていて
最近ヴィオールのレパートリーを演奏していないことに気がついた。
というわけで、先日カーサクラシカから打診があった時に
ヴィオール曲を中心にしたプログラムを考えたわけだが、
ヴィオールのソロを弾いたのは、飲み会ライブ、音×香を除けば
去年の1月のイタリア音楽以来、デュオでも去年の4月以来、
看板商品のMarin Maraisにいたっては実に一昨年の正月以来。
パリにいた時代から、これもまた久しぶりの中村恵美さんの通奏低音、
フランスのエールの名手・村上くんの歌とのプログラムで、
やっぱりヴィオールの曲を弾かないと勿体ないな、と思った一晩。
今晩のセットリストは↓
先日と同じ曲を再び。
前回とちょっとメンバーが変わったけど、
アーティキュレーションやらスピード感やら、全体の方向が揃ってきて
いい感じの音が出たような気がする。
これなら、ダンサーに踊ってもらえるかな。
2回の公演で、今年のボォジョレ・ヌーヴォ・ライブと
ニコラ・ベルニエ生誕350年シリーズが終了。

そして、Harmonia Grave e Soaveというグループとしては
今回、先日の解禁日ライブで南青山マンダラデビュー♪

これからは、マンダラでバロック音楽、っていうスタイルを作りたいね。
