前回は組曲ごとにパート固定だったと思うけど、
今回の試みは、各組曲の1曲目を除いて
繰り返し毎に第1・第2ヴィオールを入れ替えて弾いてみること。
仲間同士でのセッションでは良くやることだけど、
それをライブでやってみるというのも悪くないか、と。
今回もセットリストは:
Marin Marais
-1ère suite des pièces à 3 violes
IV-88 Prelude
IV-89 Allemande
IV-90 Courante
IV-92 Sarabande
IV-93 Gigue
IV-94-95 Gavotte / Petite Paysanne
IV-96 Rondeau
IV-91 Menuet
-2e suite des pièces à 3 violes
IV-97 Caprice
IV-98 Allemande
IV-100 Sarabande
IV-101 Gigue
IV-102 Gavotte
IV-99 Paysanne gracieuse
IV-103 Rondeau
IV-104-105-106 Muzette / suite de la musette / Menuet Muzette
Hisashi Kato, Mariko Abe, et Shin Nakayama, basse de violes
加藤久志、阿部まりこ、中山真一:ヴィオール
5月の連休に開催の予定だったライブ、
3ヶ月半ほど遅れて。
今回のライブセット:
Marin Marais,
Pièces a une et a trois Violes, quatrième livre
6e suite en mi tierce majeur ( IV44 - 55a )
Robert de Visée
Livre des pièces pour la guitarre (1686)
première suite (extraits)
Marin Marais
dialogue (V-91)
L'Ameriquaine (IV-68)
Allemande l'Asmatique (IV-70)
Feste champêtre (IV-61)
(bis) La Tourneuxe (IV-71)
中山真一&阿部まりこ Shin Nakayama et Mariko Abe, basse de violes
富川勝智 Masatomo «Tomy» Tomikawa, guitarre baroque
比較的ユルめの統制な日本で、
Marin Maraisマラン・マレの5巻の中では地味な存在の組曲のライブ。
後半には、客席から能楽の一噌幸弘さんを呼びだして
固定された低音の変奏曲に即興で加わってもらい
沈鬱な世の中にちょっとした息抜きを提供できたような気がする。
今日のセットリスト:
Marin Marais, pièces de viole livre 5
Prélude V-47
Allemande la Flateuse V-48
Sarabande V-49
Gigue V-50
Gavotte V-51
Menuets V-52, 53 et le double de 2e menuet
Fantaisie et Double V-58
Chaconne V-56
--intr'acte--
Sarabande V-19
la Fromental et Double V-54
*Variation sur un basse contrainte V-57
Allemande la Dornel V-59
Allemande du goût des Anciens et double V-60
Rondeau le Brillant V-62
中山真一&阿部まりこ Shin Nakayama et Mariko Abe, basse de violes
富川勝智 Masatomo «Tomy» Tomikawa, guitarre baroque
* avec 一噌幸弘 Yukihiro Isso, nokan et autres flûtes
今年も年明け最初の企画はMarin Maraisのプログラム。
Lyonから帰国中の中家春奈ちゃんと
前回の続きとばかり、1巻の2つのヴィオールのための最初の組曲、
そしてles voix humainesを含む2巻の組曲から数曲。
ほんとうに直前に通奏低音の交代があって
急遽、佐藤理州くんがクラヴサンを弾いてくれて
ヴィオールだけの通奏低音だけでこなせない曲も無事に克服。
1巻の組曲は通奏低音抜きになったけれど、
かえって演奏の密度は上がったかもしれない。
何と言っても、春奈ちゃんとは10年来の知り合いだからね。
今日のセットリストは
Marin Marais マラン・マレ
suite à 2 violes en D-Ré-tierce mineur du 1er livre
1巻より2つのヴィオールのための組曲 ニ短調
- Prélude, Allemande, Courante, Sarabande, Gigue, Gavotte, Menuet
du 2e livre 2巻より
- Allemande et double (II-49, 50) *
- les voix humaines (II-63)
- chaconne (II-64)*
Haruna Nakaië et Shin Nakayama 中家春奈&中山真一, バス・ド・ヴィオール basse de violes
Masakuni Sato 佐藤理州, クラヴサン clavecin
Marin Maraisマラン・マレのヴィオール曲集第4巻は
第3部としてSuite à 3 violes3つのヴィオールのための組曲を収録しているわけだが、
今回はその2つの組曲を丸ごと全曲、通奏低音抜きの
3つのヴィオールだけでやってみる試み。
こうしてみると、低音の巻に収録されているパートが
通奏低音としての役割よりも3つ目の旋律楽器として作りこまれて
そこに低音の役割を盛り込んでいるのが良くわかる。
ということでMariちゃん大活躍な一晩。
#マラン・マレ の低音って、ただでも #スコット・ラファロ 感が満載だけど、こうやってこの組曲をチェンバロ抜きでやるとそれがハッキリ! https://t.co/Ybw8RXZgrk
— Shin Nakayama 中山真一 (@ShinNakayama) December 16, 2019
セットリストは:
Marin Marais
-1ère suite des pièces à 3 violes
IV-88 Prelude
IV-89 Allemande
IV-90 Courante
IV-92 Sarabande
IV-93 Gigue
IV-94 Gavotte
IV-95 Petite Paysanne
IV-96 Rondeau
IV-91 Menuet
-2e suite des pièces à 3 violes
IV-97 Caprice
IV-98 Allemande
IV-100 Sarabande
IV-101 Gigue
IV-102 Gavotte
IV-99 Paysanne gracieuse
IV-103 Rondeau
IV-104-105-106 Muzette / Menuet Muzette
Asami Orihara, Mariko Abe, et Shin Nakayama, basse de violes
折原麻美、阿部まりこ、中山真一:ヴィオール
連日の猛暑が続いて、猛暑日(最高気温35℃超)も珍しくない夏の午後、
梅雨明けと共に一時帰国した中家春奈ちゃんとデュオでのライブ in F
前半のほとんどと後半の最後は、去年の7月の再演。
酷暑にもかかわらず大勢のお客さんに囲まれて、
賑やかに進み、じっくりと終わるライブになった。
きょうのライブセット:
Marin Marais, Pièces de violes 1er livre
マラン・マレ, ヴィオール曲集第1巻より
suite à 2 violes en G-sol-tierce-majeur, intégrale
Tombeau de Monsieur Méliton
2つのヴィオールのための組曲 ト長調/全曲
-----
Jean de Sainte Colombe サント=コロンブ氏
concert à 2 basse de viole « L'empressé »
2つのヴィオールのための「熱狂」
Louis de Caix d'Hervelois, 3e oeuvre de
ルイ・ド・ケ・デルヴロワ, ヴィオール曲集作品3(第3巻)より
1er suite pour la viole avec la basse continue (3e oeuvre), intégrale
ヴィオールと通奏低音のための組曲第1番(全曲)
Marin Marais, Pièces de violes 1er livre
マラン・マレ, ヴィオール曲集第1巻より
Tombeau de Monsieur Méliton
メリトン氏の墓標(トンボー)
中家春奈, 中山真一 バス・ド・ヴィオール
Haruna Nakaië et Shin Nakayama, basse de violes
今回も大泉学園in Fの日曜日午後は
今年5回目のマラン・マレ・スペシャル・セッション
お客さんに対しては初めて弾く4巻の2番目の組曲を前半に
ちょっとしたリサイタルといった趣きの秋の夕方だった。
「易しい」とされている4巻の第1部にあって、
どの曲もそれなりに技巧を要求される組曲。
どこが易しいんだよ…
こういう環境だと、マラン・マレが作曲した意図のようなことを
お客さんに細部まで説明することもできるから、
自分でもけっこう準備段階で勉強になるんだよね。
きょうのライブセット:
Marin Marais, pièces de violes
1ère partie, du 4ème livre
- Prélude ( IV-8 )
- Allemande la Guinebault ( IV-9 )
- Allemande la Familiere ( IV-10 )
- Boutade ( IV-11 )
- Gavotte la Favoritte ( IV-12 )
- La petite Brillante ( IV-13 )
- Rondau le Gracieux ( IV-14 )
- La Sauterelle ( IV-75 )
2ème partie, du 2nd et 1er livre
- Allemande la familiere, et double ( II-47, 48 )
- Allemande et double ( II-49, 50 )
- Courante ( II-51 )
- Chaoconne ( I-47 )
- le voix humaines ( II-63 )
Shin Nakayama et Mariko Abe, basses de violes
Naofumi Sughiyama, théorbe
後半の曲数が少ないのは、最後の2曲がそれぞれ1曲7分ぐらいある大曲だったということ。
もともとの発想としては
8月下旬なので日中でも酷暑はそろそろ収まっているだろうし
午後の早い時間ならゲリラ豪雨のリスクも少しはマシだろう、
ということで夏の日曜日15時のマラン・マレ・スペシャル・セッション、
37℃の猛暑の大泉学園in Fに、今回はテオルボを含む3人組で登場。
そして今回も組曲丸ごと、第3巻の「かざぐるまle moulinet」を含む組曲。
3巻ぐらいだと、マラン・マレがまだ「ネタ」を小出しにしている段階で
けっこう分かりにくいギャグとかが多いんだけど、
インエフのような、聴衆と一体になった環境だと伝わる内容も多くて
17・18世紀当時の演奏環境も似たようなものだったのか、と実感できた。
きょうのライブセット:
Marin Marais, Pièces à une et à deux violes, Troisième livre
マラン・マレ、ヴィオール曲集第3巻より
---1ère partie
Prélude (III-76) - Caprice (III-77)
Allemande (III-78) - double de l'Allemande (III-80)
Courante (III-79)
Sarabande (III-81)
Gigue la Chicane (III-82)
2e Gigue (III-83)
Rondeau louré (III-84)
Gavotte (III-85)
---2e partie
Plainte (III-86)
Menuet (III-87) - Menuet Fantasque (III-88) - double (III-89)
Fugue Gaye (III-90) - double de la Fugue
Le Moulinet (III-91)
Chaconne à deux violes (1er livre)
南青山マンダラでのマラン・マレ・スペシャル・セッションは2回目。
そして今日は珍しく、歌が一切なく、冗談の要素も皆無(選曲のせい)で
Marin Maraisマラン・マレの重厚でしっとりした面を強調したライブセット。
初めてステージで一緒に弾いた中家春奈ちゃんの楽器は、
1991年に僕が益子功さんに作ってもらったCollichonモデルのヴィオール。
この楽器の組み合わせでのマラン・マレは、GenèveやParisでは頻繁にあったね。
ライブ前半はぷちびおろんと小阪亜矢子さんで、モンテクレールのカンタータなど。
きょうのライブセット:
Marin Marais, Pièces de violes 1er livre
suite à 2 violes en G-sol-tierce-majeur
- Prélude, Allemande, Courante, Sarabande, Gigue, Gavotte en rondeau, chaconne
Tombeau de Monsieur Méliton
マラン・マレ, ヴィオール曲集第1巻より2つのヴィオールのための組曲 ト長調
プレリュード、アルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグ、
ロンドーのガヴォット、シャコンヌ
メリトン氏の墓標(トンボー)
Haruna Nakaië et Shin Nakayama 中家春奈&中山真一, バス・ド・ヴィオール basse de violes
Reïko Watanabe 渡辺玲子, クラヴサン clavecin
大泉学園in Fでは初めてのMarin Marais Special Session。
Clavecinを持ち込める環境でもないし、ヴィオール×2とギターで
ギター向きのLa-mineur / majeurの曲を中心に選んでの
マラン・マレの音楽を堪能する休日の午後、
せっかくのインエフのような環境なので、やっと披露するチャンスになった
名曲(たぶん「迷曲」のほう)le Tact が初めてのライブ登場。
ライブの後は焼酎の割材のクエン酸が強烈で盛り上がった
今日のライブセットは
Prélude le Soligni (V-1)
Allemande la Facile (V-2)
Sarabande (V-3)
la Mariée (V-4)
Goûtons un doux repos (Michel Lambert, avec Atsushi Murakami 村上惇 -ténor)
Gigue la Mutine (V-14)
Rondeau moité pincé et moitié coup d'archet (V-15)
Grand Rondeau (V-28)
---pause---
Prélude (V-17)
Allemande (V-18)
Sarabande (V-19)
La Babillarde et son double (V-29, 30)
le Tact (V-114)
Chaconne (V-31)
--bis : la musique du Tact rendüe plus facile (V-115)
中山真一&阿部まりこ Shin Nakayama et Mariko Abe, basse de violes
富川勝智 Masatomo Tomikawa, guitar baroque
ライブハウスでランベール(^^)
— いのうえ せいいちろう (@seicha_ino) 2018年5月5日
村上惇(T)中山真一(vg)富川勝智(g)阿部まりこ(vg) pic.twitter.com/VKh6WzFpIy