留学中のオランダから一時帰国している
ヴァイオリンの後藤作樂ちゃんと、
数年ぶりに一緒に演奏するライブ@大泉学園 in F
来週に控えたプライベートイベントでの仕事を前に
その仕事で使うMarin MaraisとLullyの曲を公開の場での演奏。
そしてJean Marie Leclairルクレールの今まで演ったことのない
作品4のトリオ・ソナタに手をつける絶好の機会。
2世代ばかり離れると、同じフランスでも響きがぜんぜん違うという
良い見本みたいなライブになった。
今日のセットリストは:
Marin Marais
Pièces en Trio (1692)より
- Prèlude (pp.6-7)
- Fantaisie (pp. 10-11)
- Gavotte (p.36)
- Menuet (p.38)
- Prélude (pp.50-51)
- Gigue (pp.56-57)
- Simphonie (pp.64-65)
- Plainte (pp.78-79)
- Passacaille (pp.40-45)
Jean Marie Leclair
Sonates en Trio, Oeuvre IV より
- Sonata V ;
Andante, Allegro ma non troppo, ARIA gratioso, Giga
Jean Baptiste Lully
tragédie mis en musique « Roland »
Acte 3 scène 6より Chaconne
今年も年明け最初の企画はMarin Maraisのプログラム。
Lyonから帰国中の中家春奈ちゃんと
前回の続きとばかり、1巻の2つのヴィオールのための最初の組曲、
そしてles voix humainesを含む2巻の組曲から数曲。
ほんとうに直前に通奏低音の交代があって
急遽、佐藤理州くんがクラヴサンを弾いてくれて
ヴィオールだけの通奏低音だけでこなせない曲も無事に克服。
1巻の組曲は通奏低音抜きになったけれど、
かえって演奏の密度は上がったかもしれない。
何と言っても、春奈ちゃんとは10年来の知り合いだからね。
今日のセットリストは
Marin Marais マラン・マレ
suite à 2 violes en D-Ré-tierce mineur du 1er livre
1巻より2つのヴィオールのための組曲 ニ短調
- Prélude, Allemande, Courante, Sarabande, Gigue, Gavotte, Menuet
du 2e livre 2巻より
- Allemande et double (II-49, 50) *
- les voix humaines (II-63)
- chaconne (II-64)*
Haruna Nakaië et Shin Nakayama 中家春奈&中山真一, バス・ド・ヴィオール basse de violes
Masakuni Sato 佐藤理州, クラヴサン clavecin
Marin Maraisマラン・マレのヴィオール曲集第4巻は
第3部としてSuite à 3 violes3つのヴィオールのための組曲を収録しているわけだが、
今回はその2つの組曲を丸ごと全曲、通奏低音抜きの
3つのヴィオールだけでやってみる試み。
こうしてみると、低音の巻に収録されているパートが
通奏低音としての役割よりも3つ目の旋律楽器として作りこまれて
そこに低音の役割を盛り込んでいるのが良くわかる。
ということでMariちゃん大活躍な一晩。
#マラン・マレ の低音って、ただでも #スコット・ラファロ 感が満載だけど、こうやってこの組曲をチェンバロ抜きでやるとそれがハッキリ! https://t.co/Ybw8RXZgrk
— Shin Nakayama 中山真一 (@ShinNakayama) December 16, 2019
セットリストは:
Marin Marais
-1ère suite des pièces à 3 violes
IV-88 Prelude
IV-89 Allemande
IV-90 Courante
IV-92 Sarabande
IV-93 Gigue
IV-94 Gavotte
IV-95 Petite Paysanne
IV-96 Rondeau
IV-91 Menuet
-2e suite des pièces à 3 violes
IV-97 Caprice
IV-98 Allemande
IV-100 Sarabande
IV-101 Gigue
IV-102 Gavotte
IV-99 Paysanne gracieuse
IV-103 Rondeau
IV-104-105-106 Muzette / Menuet Muzette
Asami Orihara, Mariko Abe, et Shin Nakayama, basse de violes
折原麻美、阿部まりこ、中山真一:ヴィオール
11月前半の新ワインライブ
南青山マンダラがValpolicellaのnovelloを入れてくれて
これがまた、なかなか美味しい。
そもそも瓶詰が終わったらどんどん飲んじゃう種類のワインだから
こういう機会にはうってつけかもね。
賑やかだった今夜のライブセットは:
1) Thomas Baltzer トマス・バルツァー
division on « John comes kiss me now »
「ジョンがキスしに」によるディヴィジョン
2) Louis Nicolas Clérambault ルイ・ニコラ・クレランボー
cantate « Amour piqué par une abeille »
カンタータ『蜂に刺されたアムール』
3) Marin Marais マラン・マレ
Sonate à la Marésienne「マレ風」ソナタ
-- entr’acte --
4) Thomas Louis Bourgeois トマ・ルイ・ブルジョワ
cantate « Ariane » カンタータ『アリアーヌ』
5) Marin Maraisマラン・マレ
Sonnerie de Ste. Geneviève du mont de Paris
『パリの聖ジュヌヴィエーヴ・デュ・モンの鐘の音』
Jean Baptiste Douart de Bousset ジャン・バティスト・ドゥアール・ド・ブセ
6) air sérieux « Mes yeux, Je veux me faire aimer »
『悲しむ私の目を好きになりたい』
7) rondo de table « Armons nous chacun d’un grand verre »
『大きいグラスになみなみと』
今度はお馴染みの大泉学園in Fにて。
今回は一曲だけ大滝詠一以外の曲、
Sugar BabeのDowntownを入れて
なんだか通好みのライブセット↓
このプロジェクト、やってみていつも思うのは、
結局はバロック音楽も古典派も、「歌曲」って言われているのは
全く同じような準備が必要だっていうこと。
そして、自分になじみがあるこういうレパートリーを演ると、
生では聞いたことのない、例えばバロックのレパートリーも
いっそう理解が深まる、っていうこと。
今日のライブセット
--1st--
Velvet motel
カナリア諸島にて
雨のウェンズデイ
スピーチバルーン
恋するカレン
--2nd--
冬(~夏~冬)のリヴィエラ
A面で恋をして
夜明け前の浜辺
Downtown
ペパーミントブルー
--bis--
楽しい夜更かし
幸せな結末
今日の南青山マンダラでの『秋の宮廷』ライブ
前半のAYAME Baroque Ensembleに続いての後半は
村上くんのちょっとしたミニ・リサイタルのような感じ。
いろんなスタイルの弦楽器アンサンブルの響きを
描き分けて演奏したつもりだったけど、どうだったかな。
今宵のHarmonia Grave e Soaveのセットリストは
Harmonia Grave e Soave « Le vent du midi » 南仏・イタリアの風
1)André Campra, air « Sommeil, qui chaque nuit »
(3ème Entrée de « L’Europe Galante »)
アンドレ・カンプラ『華麗なるヨーロッパ』
第3幕『スペイン』より「眠りの神よ、夜ごとに」
2)Marin Marais, prélude (pièces en trio)
マラン・マレ 前奏曲
3)Théobaldo de Gatti, air « La speranza mi luzinga »
テオバルド・ディ・ガッティ「希望が私に光を与え」
4)Marin Marais, Sarabande en rondeau (pièces en trio)
マラン・マレ サラバンド
5)Marin Marais, Rondeau (pièces en trio)
マラン・マレ ロンド
6)Alexandre de Villeneuve, cantate « Voyage de Cythère »
アレクサンドル・ド・ヴィルヌーヴ「シテール島の航海」
7)Pietro Francesco Cavalli, « Ombra mai fù » (1ère acte de « Xerse »)
フランチェスコ・カヴァッリ『セルセ』より
「これほどに優しい木陰があっただろうか」
ténor, Atsushi Murakami村上惇:テノール
violons, Mariko Abe et Rieko Ikeda 阿部まりこ、池田梨枝子:ヴァイオリン
basse de viole, Shin Nakayama 中山真一:バス・ド・ヴィオール
clavecin, Maho Kamada鎌田茉帆:クラヴサン
ノートルダム寺院再建支援チャリティーコンサート
昼の部3時間半、夜の部2時間半の豪華プログラムで
もう、次から次へと、フランス帰りの仲間たちと
その周りの仲間たちが繰り出す音楽の波!!
夜の部には、おまけで
Charles Henri BlainvilleのDessus de violeのためのソナタ4番を
中家春奈ちゃん&佐藤理州くんという浦和通奏低音チームと弾いてきた。
みんながバロック音楽をやる中で、一人だけ古典派のレパートリー(笑)
連日の猛暑が続いて、猛暑日(最高気温35℃超)も珍しくない夏の午後、
梅雨明けと共に一時帰国した中家春奈ちゃんとデュオでのライブ in F
前半のほとんどと後半の最後は、去年の7月の再演。
酷暑にもかかわらず大勢のお客さんに囲まれて、
賑やかに進み、じっくりと終わるライブになった。
きょうのライブセット:
Marin Marais, Pièces de violes 1er livre
マラン・マレ, ヴィオール曲集第1巻より
suite à 2 violes en G-sol-tierce-majeur, intégrale
Tombeau de Monsieur Méliton
2つのヴィオールのための組曲 ト長調/全曲
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Jean de Sainte Colombe サント=コロンブ氏
concert à 2 basse de viole « L'empressé »
2つのヴィオールのための「熱狂」
Louis de Caix d'Hervelois, 3e oeuvre de
ルイ・ド・ケ・デルヴロワ, ヴィオール曲集作品3(第3巻)より
1er suite pour la viole avec la basse continue (3e oeuvre), intégrale
ヴィオールと通奏低音のための組曲第1番(全曲)
Marin Marais, Pièces de violes 1er livre
マラン・マレ, ヴィオール曲集第1巻より
Tombeau de Monsieur Méliton
メリトン氏の墓標(トンボー)
中家春奈, 中山真一 バス・ド・ヴィオール
Haruna Nakaië et Shin Nakayama, basse de violes
5月ライブ以来ひさしぶりにルネサンスバンドのセッション。
今日は人数は少なくて各パート一人ずつだったが、
それでも今まで行き着いていなかった
C. Janequinジャヌカンの« L'alouette »「ひばり」を通してみて、
これで1529年のJanequin作品集を一通り制覇。
次から別の曲集を用意しようかな。
ルネサンスバンドの次のライブ、まだ予定はないけど
ちょっと先になりそうな大編成でのライブが見えてきた。
何しろ一昨日(6月30日)はリハーサルの前に
裸ガット弦でいちばん太い4弦(C、太さ約1.6mm)が切れたり
ついでに切れる寸前になった3弦(E、太さ約1.2mm)も交換せざるをえなくて
もういい加減に梅雨が明けて欲しい無理って感じの気候の毎日。
今日のライブは、前半ステージのオーボエ3人組バンドも
通奏低音を弾くことになって、けっきょく全編制覇。
後半は久しぶりに堀万里絵ちゃんが歌うQuinault / Lullyの
tragédie mise en musique « Armide アルミード » 抜粋。
満員のお客さんも万里絵ちゃんの歌に魅了されていたね。
後半のセットリスト(抜粋の詳細,ページは1713年第2版)
Jean Baptiste Lully / Philippe Quinault
tragédie « Armide »
- Ouverture
- Prologue : Entrée (p.14), Gavotte en Rondeau (p.15), Menuets (pp.23-24)
- 2e air (acte 3, p.116), Acte 1 scène 1 (p.34-p.37), 1er air (acte 3, p.111)
- 1er et 2e air de sommeil (acte 2, p.83-84), Acte 2 scène 5
- Sarabande (acte 1, p.55), Acte 3 scène 2 (p.101-)
- Passacaille (acte 5, p.161-p.165)
- Acte 5 scène 5
Marie Hori 堀万里絵, Armide
Mariko Abe 阿部まりこ et Yukiko Kadokura 門倉佑希子, violons
Shin Nakayama 中山真一, basse de viole
Reiko Watanabe 渡辺玲子, clavecin