南青山マンダラでのマラン・マレ・スペシャル・セッションは2回目。
そして今日は珍しく、歌が一切なく、冗談の要素も皆無(選曲のせい)で
Marin Maraisマラン・マレの重厚でしっとりした面を強調したライブセット。
初めてステージで一緒に弾いた中家春奈ちゃんの楽器は、
1991年に僕が益子功さんに作ってもらったCollichonモデルのヴィオール。
この楽器の組み合わせでのマラン・マレは、GenèveやParisでは頻繁にあったね。
ライブ前半はぷちびおろんと小阪亜矢子さんで、モンテクレールのカンタータなど。
きょうのライブセット:
Marin Marais, Pièces de violes 1er livre
suite à 2 violes en G-sol-tierce-majeur
- Prélude, Allemande, Courante, Sarabande, Gigue, Gavotte en rondeau, chaconne
Tombeau de Monsieur Méliton
マラン・マレ, ヴィオール曲集第1巻より2つのヴィオールのための組曲 ト長調
プレリュード、アルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグ、
ロンドーのガヴォット、シャコンヌ
メリトン氏の墓標(トンボー)
Haruna Nakaië et Shin Nakayama 中家春奈&中山真一, バス・ド・ヴィオール basse de violes
Reïko Watanabe 渡辺玲子, クラヴサン clavecin
きょう、2017~2018年のフランスバロック音楽アトリエの発表会の日。
アトリエを始めて3年にして初めて。
参加したのはやはり3年間かなりの回数を通い詰めた人が多かったけど
最近来るようになった人も含めて、ちょっとしたオーケストラもできて
それなりに賑やかだった。
曲目は:
Jean Baptiste Lully / Philippe Quinault, « Ballet du Temple de la Paix »
Entrée des Basques
Michel Lambert,
« On a beau feindre », « Ce luy qu' amour »
Jean Baptiste Lully / Philippe Quinault, « Ballet du Temple de la Paix »
Entrée des Bretonnes
Michel Lambert,
« Bien que l'amour »
Jean Baptiste Lully / Philippe Quinault, « Ballet du Temple de la Paix »
Choeur et Chaconne
L'orchestre pour la chaconne
ちょっとした時間ができたので、
渋谷までLa mort de Louis XIVルイ14世の死を見に行く。
Premier valet de ChambreであったLouis Blouinルイ・ブルアンの記録や
Saint-SimonのmémoiresやDangeauのjournalをもとにした
ルイ14世が世を去る直前、最後の4週間の徹底的な再現。
何かストーリー的な脚色や演出とかがあるのかと思ったら、
全く記録通りに、淡々とルイ14世の病状が悪化していく様子と
周囲の人々の困惑がが、記録ほぼそのままに描かれていく。
照明もほぼロウソクの明かりだけで、音楽もほとんど使わない、
まるでドキュメンタリー・記録映画を見るかのような緊張感。
映画ってこういう作り方もあるんだね。
楽隊が参加してのシェイクスピアの音楽会
初めて演奏する会場、草月ホールが音と笑いに包まれる一晩。
河合さんの研究と、
バーゼルでの学位審査リサイタルでこのレパートリーを取り上げた佐藤裕希恵さん、
そこで共演もした坂本龍右くん、
こういう音楽を得意にするリコーダーの名手太田光子さんと
豪華メンバーに囲まれて、気楽に低音を支えればよいのかと思ったら、
まさかの歌!しかも、けっこう何曲も歌うことになってしまった(はめられたか…
内容は、そのうちほぼ日の学校のオンライン講座で
動画で配信される予定。
大泉学園in Fでは初めてのMarin Marais Special Session。
Clavecinを持ち込める環境でもないし、ヴィオール×2とギターで
ギター向きのLa-mineur / majeurの曲を中心に選んでの
マラン・マレの音楽を堪能する休日の午後、
せっかくのインエフのような環境なので、やっと披露するチャンスになった
名曲(たぶん「迷曲」のほう)le Tact が初めてのライブ登場。
ライブの後は焼酎の割材のクエン酸が強烈で盛り上がった
今日のライブセットは
Prélude le Soligni (V-1)
Allemande la Facile (V-2)
Sarabande (V-3)
la Mariée (V-4)
Goûtons un doux repos (Michel Lambert, avec Atsushi Murakami 村上惇 -ténor)
Gigue la Mutine (V-14)
Rondeau moité pincé et moitié coup d'archet (V-15)
Grand Rondeau (V-28)
---pause---
Prélude (V-17)
Allemande (V-18)
Sarabande (V-19)
La Babillarde et son double (V-29, 30)
le Tact (V-114)
Chaconne (V-31)
--bis : la musique du Tact rendüe plus facile (V-115)
中山真一&阿部まりこ Shin Nakayama et Mariko Abe, basse de violes
富川勝智 Masatomo Tomikawa, guitar baroque
ライブハウスでランベール(^^)
— いのうえ せいいちろう (@seicha_ino) 2018年5月5日
村上惇(T)中山真一(vg)富川勝智(g)阿部まりこ(vg) pic.twitter.com/VKh6WzFpIy
青山マンダラが宮廷になるシリーズ、その3
お花見のラストチャンスにも関わらず
集まってくれた大勢のお客さんに囲まれて、
前半のフルートデュオ、inégalitéの後での後半は
クープランの曲を並べて、久しぶりに真面目な?ステージ
今晩のライブセットは以下の通り:
François Couperinフランソワ・クープラン 生誕350周年
1) 10e concert royal, Prélude / Air tendre et louré
( Les goûts réunïs ou les Nouveaux Concerts )
2) La Voluptueuse
(1er livre de pièces de clavecin / Récueil des Airs Sérieux et à Boire 1718.11)
3) « Qu’on me dise plus »
( Récueil des Airs Sérieux et à Boire 1697.03 )
4) 4e concert royal, Rigaudon
( Concerts Royaux )
5) Bertrand de Bacilly, « Auprès de beaux yeux »
( 1er livre des airs, réimpression en 1668)
6) 14e concert royal, Sarabande
( Les goûts réunïs ou les Nouveaux Concerts )
7) Marche des gris vétus
( 1er livre de pièces de clavecin / Récueil des Airs Sérieux et à Boire 1721.04 )
8) 3e concert royal, chaconne léger
( Concerts Royaux )
9) « Doux liens de mon coeur »
( Récueil des Airs Sérieux et à Boire 1701.08 )
樋口麻理子 Mariko Higuchi, dessus
阿部まりこ Mariko Abe-Nakayama, violon
佐藤理州 Masakuni Sato, clavecin
中山真一 Shin Nakayama, basse de viole
今宵は桃園川遊歩道沿いにあるカフェモモガルテンで
一般社団法人ねこのてとひつじ企画の共催によるチャリティーコンサート
超満員のお客さんに囲まれて、ルイ14世晩年の時代の音楽をたっぷり。
早々に予約が締め切られたこともあって、入りきれないお客さんもいたことだし、
また次にモモガルテンでのコンサートができると良いね。
今日のプログラムは、↓