フルート製作家としても有名なTebaldo Monzaniのトリオを取り上げたが
全6曲ということで、長丁場になることを覚悟して
各ソナタの第1楽章は後半のリピートをしないと、あらかじめ打ち合わせ。
無事に演奏時間は2時間未満に抑えられたが、
こんな曲集が知られずにいて良いのか、と勿体なく思うような充実の音楽。
演奏時間じゃなくて音楽の密度で体力をたっぷり使った午後だった。
今日のライブセットは、
Tebaldo Monzani
”Six Trios pour deux Flûtes et une Basse ... , à Bâle"
前半:Sonate 1~3
後半:Sonate 4~6
今回は懸田氏のほかリュートで高本一郎氏に加わってもらって
ゆったりと時間を過ごす午後。
高本さんが、オリジナル曲を今日のためにアレンジしてきてくれて
なかなか豪華な選曲になったような気がする。
この投稿をInstagramで見る
今日のライブセット:
【前半】
Giovanni Battista Cirri, Duetto 1
[Eight Duetts for Two Violoncellos, Opera VIII]
Giulio Mussi, "La Meduna"
[Il Primo Libro delle canzoni da sonare, 1620]
Giovanni Battista Vitali, Bergamasca - Ciaconna
[Partite sopra diverse sonate]
Giulio Mussi, "La Bandina"
【後半】
Giovanni Battista Cirri, Duetto 3
[Eight Duetts for Two Violoncellos, Opera VIII]
高本一郎, 東方のシャコンヌ
Vernon Duke, April in Paris
高本一郎, ゆきかえり
bis: G.B.Vitali, Ciaconna
高本一郎 Ichiro Takamoto, liuto
懸田貴嗣 Takashi Kaketa, violoncello
中山真一 Shin Nakayama, viola da gamba
ボワモルティエの二重奏、作品10に久しぶりに取り組んでみたライブ、
他にも季節の曲とかね。
この投稿をInstagramで見る
当初はもうソメイヨシノが咲き誇ってる頃だろうと思ったけど、東京の開花はまだ先。
気温も上がらず、時折雨が降る週末、良かったのはおかげで花粉症が少し楽。
今日のセットリストはこんな感じ。
--前半--Joseph Bodin de Boismortier, première sonate (œuvre 10e)
Joseph Bodin de Boismortier, deuxième sonate (œuvre 10e)
坂本龍一, Merry Christmas Mr. Lawrence
--後半--
Marin Marais, L'Arabesque (IV-80)
Joseph Bodin de Boismortier, cinqième sonate (œuvre 10e)
Richard Rogers, Spring is here
Vernon Duke, April in Paris
Marin Marais, chaconne (IV-22)
この投稿をInstagramで見る
片っ端トリオも4回目のライブ。
以前も初期の作品をとりあげたFrançois Devienneの
こんどはずっと後期の作品。
3曲だけの曲集だったので、
1曲は最初のライブの時の曲を再演して
全体のバランスを取ってみたつもりだったけど
ドゥヴィエンヌの曲も後期になるとむしろロマン派に近いね。
今回のライブセット:
François Devienne, Trois Trios ... (1797)
Trio 1mo
Trio 2o
----
Franz Joseph Haydn, London Trio 3 (Hob. IV-3)
François Devienne, Trois Trios ... (1797)
Trio 3o
新井道代・西田紀子 Michiyo Arai & Noriko Nishida, flutes
中山真一 Shin Nakayama, viola da gamba
今夜はチェロの懸田貴嗣氏と大泉学園in Fでデュオ。
本当に当日の直前になってやる曲を決めたんだけど、
そもそも開演2時間前になって、お店にあった『新モーツァルト全集』を見て
突然にモーツァルトのファゴットとチェロの二重奏をやろう、と決めたり、
まさに出たとこ勝負での一晩だった。
G.B.Cirriのデュオは、今年のうちに全曲制覇したいものだね。
当夜のライブセット
Rocco Greco, Sinfonia Terza
[31 sinfonie, 10 passacaglie, 11 brani strumentali, I-MC 2-D-13 a-f]
Franz Xaver Hammer, sonata à viola da gamba e violoncello
[(D-SWl): Mus.2285/2]
Giovanni Battista Cirri, Duetto 8 - Adagio
[Eight Duetts for Two Violoncellos, Opera VIII]
Wolfgang Amadeus Mozart, Sonata für Fagotto und Violoncello - Adagio
K.292(196c)
Gregorio Strozzi, bicinium 10
[bicinia, Elementorum musicae praxis, utilis non tantum, incipientibus, sed proficientibus et perfectis]
Giovanni Battista Costanzi, Sonata Si bemolle maggiore [sfcs. mus. 46]
Giovanni Battista Cirri, Duetto 7
[Eight Duetts for Two Violoncellos, Opera VIII]
懸田貴嗣 Takashi Kaketa, violoncello
中山真一 Shin Nakayama, viola da gamba
今までアーベル、ロンドン時代のハイドン、ドヴィエンヌと
大都会の軽快な古典派音楽を網羅していったところで、
今回は夜のライブなので曲数4曲と、今までの6~8曲より格段に少ないけど
楽譜出版社としても活躍したホフマイスターを取り上げて
コテコテのウィーン古典派の重厚長大路線。
1曲(たいてい3楽章構成)当たり15分は当たり前の
思いっ切りクラシック音楽の夕べとなった。
今日のライブセットは
Franz Anton Hoffmeister,
4 Trii a Frauti Traversi e Violoncello, op.7
全曲
flutes: 西田紀子&新井道代 / viola da gamba 中山真一
フランソワ・ドゥヴィエンヌFrançois Devienneの作品19(bis)全6曲。
前回のマラソンライブの反省から曲集を一つに絞って、
他の曲も少し取り上げるのも自粛した軽めのライブ
…
…
だったはずだけど、
…
…
蓋を開けてみれば超重量級の2時間ライブ。
休憩を2回入れて3ステージにして、
しかも最初のステージの2曲の後、第2ステージ以降の4曲は
急遽第1楽章の後半の繰り返しを省略という変更をして
やっと演奏しきったら、3人とも体力を使い切って動けなくなった(笑)
この投稿をInstagramで見る
そんな今日のライブセットは
François Devienne, Six Trios Pour Deux Flutes et Basse ... opera 19
~全曲 complete~
新井道代・西田紀子 Michiyo Arai & Noriko Nishida, flutes
中山真一 Shin Nakayama, viola da gamba
この投稿をInstagramで見る
激暑の日曜日になった今日の昼ライブ、
開始時間が遅めで助かったかもね。
思ったよりもクラシック音楽感たっぷりで
バロック色よりもクラシック色のライブだったかもしれない。
この投稿をInstagramで見る
今日のセットリストは:
[1st]
Le repos, l’ombre, le silence (Michel Lambert)
Merry Christmas Mr. Lawrence (坂本龍一)
ひこうき雲 (荒井由実)
Rondo Scherzando
von Sonata A-dur (Xaver Hammer)
Summertime,
from "Porgy and Bess" (George Gershwin, lyric of Ira Gershwin and DuBose Heyward)
Le doux silence de nos bois (Honoré d'Ambruis)
[2nd]
Le temps de cerises (Antoine Renard, parole de Jean Baptiste Clément)
Plainte (Marin Marais, III-86)
マリーゴールド (あいみょん)
カナリア諸島にて (大滝詠一、作詞:松本隆)
An evening hymn (Henry Purcell, Z.193, lyric of William Fuller)
[bis]
Rydeen (高橋幸宏)
翳りゆく部屋, (荒井由実) feat. 佐藤浩秋 on bass
この投稿をInstagramで見る
日本に帰国して13回目の夏にして初めて
東京でのFëte de la musiqueに演奏で参加。
夏至の日は6月21日で、フランスや世界各地ではこの日だったはずだけど
日本では平日だったこともあって週末にdécarréらしい。
スイスやフランスにいた頃は前後の仕事などで
参加するときは聞きに行くことが多かったので、
そもそも演奏側で参加することは20年ぶりぐらいじゃないかな。
今回は初顔合わせの小坂理江&西垣林太郎両氏と
イタリアの16世紀終わりから17世紀初めにかけての音楽を。
久しぶりに専門分野で、
久しぶりに『ライオンくん』をViola bastardaとして調弦して
久しぶりにVincenzo Bonizziの曲などを弾いてきた。
先週ぐらいの天気予報では雨が心配されてたけど
ふたを開けてみれば晴れて暑い夏の日。
人出も多くて会場の東京日仏学院Institut Français Tokyoはスゴイ賑わい。
僕たちの演奏場所だったespace imageも大勢の人が聴きに来て
とても良い雰囲気だった。
今日の曲目は:
Orazio Bassani, tocata (manoscritto da Francesco Maria Bassani)
Vincenzo Bonizzi, En vox ad ieu (Alcune Opere di diversi autori)
[sur «En vous adieu» de Cipriano Rore]
Alessandro Striggio, Invidioso Amor [ avec le concours de Rië Kosaka ]
Vincenzo Bonizzi, Invidioso Amor (Alcune Opere di diversi autori)
[sur «Invidioso Amor», de A. Striggio]
小坂理江 Rië Kosaka, chant
西垣林太郎 Rintaro Nishigaki, luth
中山真一 Shin Nakayama, viola bastarda
延期になっていた片っ端トリオの第1回ライブ。
今回はフルート2つと低音ではメジャーな
ハイドンのロンドン・トリオ、アーベルの作品16の2つの曲集を
まとめて全曲という、コンサートだと2回分な曲目。
ステージ時間2時間(前半、後半各1時間)の
体力任せな感じではあったけど、
リハーサルの段階から音楽的な充実感に満ちたセッションで
この組み合わせならではのライブ感に満ちた演奏になったと思う。
ちなみに弓は2種類使って、
持ち方もハイドンは主にオーバーハンド、
アーベルは主にアンダーハンドで、曲の求める表情に合わせてみた。
今日のライブセット:
Franz Joseph Haydn, Trio 1 (Hob. IV-1)
Carl Friedrich Abel, Trio 1 (WK 98)
Haydn, Trio 2 (Hob. IV-2)
Abel, Trio 2 (WK 99)
-休憩-
F. J. Haydn, Trio 3 (Hob. IV-3)
C. F. Abel, Trio 1 (WK 100)
F. J. Haydn, Trio 2 (Hob. IV-4)
C. F. Abel, Trio 2 (WK 101)
flutes: 西田紀子&新井道代 / viola da gamba 中山真一
この投稿をInstagramで見る