今までアーベル、ロンドン時代のハイドン、ドヴィエンヌと
大都会の軽快な古典派音楽を網羅していったところで、
今回は夜のライブなので曲数4曲と、今までの6~8曲より格段に少ないけど
楽譜出版社としても活躍したホフマイスターを取り上げて
コテコテのウィーン古典派の重厚長大路線。
1曲(たいてい3楽章構成)当たり15分は当たり前の
思いっ切りクラシック音楽の夕べとなった。
今日のライブセットは
Franz Anton Hoffmeister,
4 Trii a Frauti Traversi e Violoncello, op.7
全曲
flutes: 西田紀子&新井道代 / viola da gamba 中山真一
フランソワ・ドゥヴィエンヌFrançois Devienneの作品19(bis)全6曲。
前回のマラソンライブの反省から曲集を一つに絞って、
他の曲も少し取り上げるのも自粛した軽めのライブ
…
…
だったはずだけど、
…
…
蓋を開けてみれば超重量級の2時間ライブ。
休憩を2回入れて3ステージにして、
しかも最初のステージの2曲の後、第2ステージ以降の4曲は
急遽第1楽章の後半の繰り返しを省略という変更をして
やっと演奏しきったら、3人とも体力を使い切って動けなくなった(笑)
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そんな今日のライブセットは
François Devienne, Six Trios Pour Deux Flutes et Basse ... opera 19
~全曲 complete~
新井道代・西田紀子 Michiyo Arai & Noriko Nishida, flutes
中山真一 Shin Nakayama, viola da gamba
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激暑の日曜日になった今日の昼ライブ、
開始時間が遅めで助かったかもね。
思ったよりもクラシック音楽感たっぷりで
バロック色よりもクラシック色のライブだったかもしれない。
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今日のセットリストは:
[1st]
Le repos, l’ombre, le silence (Michel Lambert)
Merry Christmas Mr. Lawrence (坂本龍一)
ひこうき雲 (荒井由実)
Rondo Scherzando
von Sonata A-dur (Xaver Hammer)
Summertime,
from "Porgy and Bess" (George Gershwin, lyric of Ira Gershwin and DuBose Heyward)
Le doux silence de nos bois (Honoré d'Ambruis)
[2nd]
Le temps de cerises (Antoine Renard, parole de Jean Baptiste Clément)
Plainte (Marin Marais, III-86)
マリーゴールド (あいみょん)
カナリア諸島にて (大滝詠一、作詞:松本隆)
An evening hymn (Henry Purcell, Z.193, lyric of William Fuller)
[bis]
Rydeen (高橋幸宏)
翳りゆく部屋, (荒井由実) feat. 佐藤浩秋 on bass
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日本に帰国して13回目の夏にして初めて
東京でのFëte de la musiqueに演奏で参加。
夏至の日は6月21日で、フランスや世界各地ではこの日だったはずだけど
日本では平日だったこともあって週末にdécarréらしい。
スイスやフランスにいた頃は前後の仕事などで
参加するときは聞きに行くことが多かったので、
そもそも演奏側で参加することは20年ぶりぐらいじゃないかな。
今回は初顔合わせの小坂理江&西垣林太郎両氏と
イタリアの16世紀終わりから17世紀初めにかけての音楽を。
久しぶりに専門分野で、
久しぶりに『ライオンくん』をViola bastardaとして調弦して
久しぶりにVincenzo Bonizziの曲などを弾いてきた。
先週ぐらいの天気予報では雨が心配されてたけど
ふたを開けてみれば晴れて暑い夏の日。
人出も多くて会場の東京日仏学院Institut Français Tokyoはスゴイ賑わい。
僕たちの演奏場所だったespace imageも大勢の人が聴きに来て
とても良い雰囲気だった。
今日の曲目は:
Orazio Bassani, tocata (manoscritto da Francesco Maria Bassani)
Vincenzo Bonizzi, En vox ad ieu (Alcune Opere di diversi autori)
[sur «En vous adieu» de Cipriano Rore]
Alessandro Striggio, Invidioso Amor [ avec le concours de Rië Kosaka ]
Vincenzo Bonizzi, Invidioso Amor (Alcune Opere di diversi autori)
[sur «Invidioso Amor», de A. Striggio]
小坂理江 Rië Kosaka, chant
西垣林太郎 Rintaro Nishigaki, luth
中山真一 Shin Nakayama, viola bastarda
延期になっていた片っ端トリオの第1回ライブ。
今回はフルート2つと低音ではメジャーな
ハイドンのロンドン・トリオ、アーベルの作品16の2つの曲集を
まとめて全曲という、コンサートだと2回分な曲目。
ステージ時間2時間(前半、後半各1時間)の
体力任せな感じではあったけど、
リハーサルの段階から音楽的な充実感に満ちたセッションで
この組み合わせならではのライブ感に満ちた演奏になったと思う。
ちなみに弓は2種類使って、
持ち方もハイドンは主にオーバーハンド、
アーベルは主にアンダーハンドで、曲の求める表情に合わせてみた。
今日のライブセット:
Franz Joseph Haydn, Trio 1 (Hob. IV-1)
Carl Friedrich Abel, Trio 1 (WK 98)
Haydn, Trio 2 (Hob. IV-2)
Abel, Trio 2 (WK 99)
-休憩-
F. J. Haydn, Trio 3 (Hob. IV-3)
C. F. Abel, Trio 1 (WK 100)
F. J. Haydn, Trio 2 (Hob. IV-4)
C. F. Abel, Trio 2 (WK 101)
flutes: 西田紀子&新井道代 / viola da gamba 中山真一
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今月2本目は、一時帰国中のひぐまり樋口麻理子と
大泉学園はin Fでのライブ。
セットリストを作る上ではポップス多めな気がしてたけど、
演奏してみた感触もお客さんの印象もバロック音楽たっぷり。
前回は1年ちょっと前、コロナ禍での短縮自粛ライブだったから
この内容でフルサイズでのステージは今回が初めて。
アンコールで演奏したのも初めて(笑)
今日のライブセット:
[1st]
Tobias Hume "The spirit of Gambo"
Michel Lambert « Vos mépris chaque jour »
荒井由実『翳りゆく部屋』
松任谷由実『時をかける少女』
Marin Marais, « Dialogue » (V-91)
Frescobaldi, "Così mi disprezzate"
Marin Marais, Chaconne (II-64)
[2nd]
坂本龍一『テクノポリス』
高橋幸宏『ライディーン』
中島みゆき『歌姫』
Marin Marais, « Tombeau de Mr. de Saint Colombe »
山下達郎 (伊藤銀次:詩)"DownTown"
Henry Purcell, "Fairest Isle" from King Arthur
bis: "Down Town"
ひぐまり(樋口麻理子):歌
阿部まりこ&中山真一:ヴィオラ・ダ・ガンバ
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今年のバレンタイン・デーは、大泉学園in F。
当初予定していたフルートとの古典派音楽ライブが
健康上の理由によって延期になり、前日になって
ヴィオラ・ダ・ガンバでソロライブに変更。
何の曲をやるか、直前まで探りながらのライブだったけど
マスターに選曲を手伝ってもらったり
お客さんにリクエストをもらったりで、こんなライブセットに!
[前半] ヴィオラ・ダ・ガンバsolo
Marin Marais / Prelude (I-1)
Marin Marais / Fantaisie (I-5)
Jean de Sainte Colombe
/ Prelude (Manuscrit de Tournus M.3, no.27, 11verso)
Marin Marais / Sarabande (I-12)
Jean Lacquemant, dit sieur Du Buisson
/ Suite de Prelude, Allemande, Courante, Sarabande et Variation
(Manuscrit de Cracovie, 28verso-30verso)
Jean Lacquemant, dit sieur Du Buisson
/ Prelude (Manuscrit de Cracovie, 60verso)
[後半] 中山真一combo featuring 佐藤浩秋(bass)
Charlie Haiden / First song for Ruth (vdg. and b.)
Johnny Mandel
/ The shadow of your smile「いそしぎ」愛のテーマ (+峰岸慶典 lute)
Joseph Kosma, (verse:Jacques Prévert)
/ Les feuilles mortes 枯葉 (+峰岸慶典 lute, 阿部まりこ dr.)
Milt Jackson / Bag's groove (+峰岸慶典 lute, 阿部まりこ dr.)
この編成で『枯葉』『バグス グルーヴ』♫ pic.twitter.com/Tj71kwnwJm
— いのうえ せいいちろう (@seicha_ino) February 14, 2023
パンを焼いた後で、夕方は近所の古楽愛好家のお宅の集まり、
そして大泉学園in Fでのセッションにハシゴ。
ジャズのセッションは久しぶりだったけど、
今日は参加者も管楽器やピアノ中心にいっぱいで
自分の選曲でOn the sunny side of the streetとMack the knife(Moritat)
他の人に混ぜてもらってOut of nowhereとか、あともう一曲(忘れた!)
ずいぶんたくさん弾かせてもらったような気がする。
さて、次はバレンタインデーライブ!i
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おなじみin Fでのライブ。
事前のリハーサルとかは何もなく、
今日の午後に店に集まって、それから打ち合わせ。
まぁ最低限、持ってくる楽譜ぐらいは予告してあったんだけどね。
平日の夜、集まってくれたお客さんと
和やかに賑やかに、喋って音楽しての一晩。
古い時代の曲は、一発勝負だった分、
かなり真剣勝負の良いライブ演奏だったような気がする。
そんなきょうのライブセットは:
【前半】
Marin Marais / suite de préludes (I-1, 2, 3, 4)
Marin Marais / chaconne (I-47)
Giovanni Girolamo Kapsberger / Solo arpeggiata
Giovanni Girolamo Kapsberger~坂本龍右 / Bergamasca
Alessandro Piccinini / Corente 2 (坂本龍右ソロ)
Alessandro Piccinini / Ciaconna
【後半】
Jean Lacquemant, dit sieur Du Buisson
/ Prelude (Manuscrit de Cracovie, 61verso-62recto)(中山真一ソロ)
Robert de Visée / Prélude(坂本龍右ソロ)
Robert de Visée / La Mascarades
Robert de Visée / chaconne
大滝詠一 / ペパーミントブルー
大滝詠一 / 幸せな結末
Theronius Monk / ’round midnight
ソロの表記以外、通奏低音付きなど2人(以上)で。
あっという間に気温が35℃を超える気候の中で
体力を使う選曲にしてしまって、なかなかの気合勝負。
ライブセットは:
[前半]
August Kühnel, Sonata 1 (14 Sonate ò Partite ad una o due viole da gamba, Kassel 1698)
Marin Marais, l'Arabesque (IV-80)
Johann Schenck, sonata XI (Le Nymphe di Rheno, opus 8)
[後半]
Christopher Simpson, division for 2 viols (No.3, Oxford, (GB-Ob)

Georg Philipp Telemann, Affetuoso
(Sonata IV, Sonates pour deux Flûtes Traversieres, Deux Flûtes Douces, ou Deux Violons / Paris ca. 1738)
Franz Xaver Hammer, sonata (Landesbibliothek Mecklenburg-Vorpommern (D-SWl): Mus.2285/3)
Marin Marais, Dialogue (V-91)
原澄子&中山真一 basses de violes
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